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【CloseUp Flash Reloaded】DIGITAL CONTENT EXPO2008 イベントレポート


2008年10月23日(木)から4日間に渡り日本科学未来館および東京国際交流館で最新のデジタルコンテンツ技術による研究成果や芸術作品を体験できるイベント「デジタルコンテンツエキスポ2008」が開催された。今回は4日間で2万人が訪れた本イベントの中で「フラッシュアニメ台頭後のクリエイター事情/個人制作作品から見える新たなチャンネル」と題されたトークセッションの模様をお伝えしよう。



講師はお馴染みFlashアニメーション作家のルンパロ氏と編集家の竹熊健太郎氏のお二人。今回のセッション開催の趣旨として、新しい人材を知る機会が色々開催されているコンペティションの中だけで良いのかという疑問から、一つの道筋を紹介することで作家がどういう方向に向かっていけば良いかと示すことであることが述べられた。
また「フラッシュアニメ台頭後~」というタイトルであるものの、今回紹介される4作品は全てフラッシュではないことが言付けられた。

続いてフラッシュアニメ台頭後のクリエイター事情を紹介する上でフラッシュというソフトがどういうものであるかという紹介が実演で紹介された。フラッシュの優れている点としてプレビューが瞬時に見れるところであることが語られた。

【CloseUp Flash Reloaded】FRENZ イベントレポート


2009年 9月12日(土)、新宿ロフトプラスワンにて映像作品のライブイベント『FRENZ』が開催された。“FRENZ”はFriends(仲間達)とFrenzy(熱狂)をコンセプトにWEB上を中心に活動する映像作家による作品を参加者全員で一体となって楽しむことを目的としたイベントであり、 有志によるオフラインイベントとしては 2年ぶりの開催となる。しかしこれまでのオフラインイベントとは異なり、出展者はFlashクリエイターだけではなく、ニコニコ動画などで活躍しているクリエイターやパフォーマーも参加している。出展者、来場者ともにこれまでのイベントより幅広い層の参加が見られた。

主催の as@地生 氏の乾杯の音頭と共に始まったイベントは 3部構成であり、はじめに上映されたオープニングの制作代表としてyama_ko氏が壇上に登場し、お祭りをテーマに ShakeSphereさん にFRENZ向けのオリジナル楽曲を提供頂いた経緯が語られた。
8ットデタマンのうた(NRF) 続いて壇上に登場したのは、やたらがす氏。これまで狂気系と呼ばれる作品を制作してきたが、一転してゆったりとした不思議なアニメーション作品となっている。その理由として、今まで自分の世界を前面に押しだしすぎたので、表現をシンプルにして自分の好きな絵本の世界を作ってみたことが述べられた。
次に登場したのは、懐かしの2ちゃんねるアスキーアートのキャラクタを用いたパロディアニメを制作したNRF氏。Flashを作るきっかけとなった憧れやイベント参加に対する長年の夢を作品に込めたことが語られた。

【CloseUp Flash Reloaded】映像ライブイベント slashup04特集2


2007年8月18日、新宿ロフトプラスワンにて『slashup04 fb Re:birth』が開催された。前回に引き続き、今回も作品紹介並びにイベント主催者であるas@地生氏に伺ったインタビューをお届けする。



夢の波間

白い大地の上で目覚めた女性が向った先で様々な建築物と巡り会う…。夢をテーマとしているため非常に抽象的だが、イマジネーションの広がりを感じずにはいられない不思議なアニメーション。
「今回の夢の波間という作品はタイトルに「夢」と入れているように、寝ているときに見る「夢」を舞台にしています。主人公の女性は自分の夢の中をさまよっているという設定です。そしてタイトルにある「波間」は、夢の中での昼間や睡眠の波、時間の経過などを指す言葉として使いました。
夢が舞台ということで、自分が夢の中で見たものを反映させたり、思いついたものを思ったままに突っ込んでみたりしています。今回は特に考えなしに見れる出来にもしたつもりなので、力を抜いて見ていただければ幸いです。」(おぎしろ氏)
ブログで本作品の世界観やアイデアの詳細が解説されているのでこちらもあわせてご覧頂きたい。

Holography


「無題」

額縁を通して映る淫靡で奇怪な映像の中から湧き出てくる虫を潰していく印象的なムービー。映像をよく見ると額縁の中からこちらを見つめている目が描かれていることがわかる。額縁の中での映像は自分の記憶なのか欲望なのか、もしくは全く違うものかもしれない。ただその中で第三者的な視点で見つめる目と虫を潰すという行為が背徳的な欲望とモラルの狭間に揺れる心の葛藤を表しているように思えてならない。
「この作品を見て僕は小さい頃に石をどけたら蟻さんがいっぱい出てきて白い卵が沢山あって気持ち悪かったことを思い出しました。
あとシャボン玉みたいな薄い球体のガラスがあってその中に猛毒の液体が入っててそれをちょっとでもぶつけたりするとガラスが割れて毒が漏れて死んでしまうという夢を見たのですがしゃぼん玉からはそんな不吉な連想をしました。
あと女の人が出てきますが誰かの手に押されて溺れているのか苦しんでいるのか分からないのですがゴホッゴホッと苦しそうな咳をしていて、ちょっと嫌な感じがしました。」(制作:ぴろぴと氏、絵:水形氏)

ありさんとくらげさんがごっつんこ
水形の骨