2次元の世界を飛び越える自主制作アニメ『駆け抜けていく風』
■「駆け抜けていく風」《自主制作アニメ》
自ら駆け出すことにより生まれる風がいつしか次元の壁を超えてく様子をパラパラ漫画で描いた自主制作アニメ。右上のヤツが登場人物だったことが斬新ながらもnum1000を思い浮かべて懐かしさを感じさせます。
【CloseUp Flash Reloaded】動画共有サービスで鑑賞できる自主制作アニメ3
恒例となりつつある自主制作アニメの紹介も今回で3回目を迎える。データサイズや転送量の問題、視聴者層の拡大など様々な理由から今では公開の場として定着した感のある動画共有サービスでは、今日もいくつもの自主制作アニメが公開されている。今回もここ最近気になった自主制作アニメを紹介しよう。
■自主制作アニメ 「眼鏡」
眼鏡を掛けた婦女子をこよなく愛する転校生「銀縁めぐむ」は眼鏡店で理想の女の子「千里さつき」に出会う。しかし千里さつきには眼鏡に対するコンプレックスを抱えていた… 一見よくあるような設定に見えますが、後半の超展開に度肝を抜かれ、続きを否応なく期待させる物語です。
・irodori
■自主制作アニメ アースウォード
90年前に滅び去った「ア皇国」の難民であるアムタが、育ての親である「剣士」の形見として託された腕輪により大きな運命に巻き込まれていく物語。第20回CGアニメコンテストに入選した本作は、壮大な世界観をバックに少年が敵と戦う様子が躍動感に溢れており、目が離せない展開となっています。
■まよなかのいちご
第20回CGアニメコンテストをはじめ様々なイベントで上映された短編アニメーション。一日の仕事を終わらせて深夜に帰宅する女性。交通量の少ない幹線道路や街を照らす街灯、ワンルームマンションの鍵を開ける音など都会での生活がリアルに描写されています。
・Stylescape
■「セトウチ夏便り」雲のつばさ篇
80年代の瀬戸内地方を舞台にしたほのぼの夢浪漫PVアニメ。リアルかつ繊細で情景豊かな風景の数々が時の流れをゆっくりと感じさせるだけでなく、甘酸っぱく懐かしい思い出を呼び起こしてくれます。
【CloseUp Flash Reloaded】小説『終わらない鎮魂歌を歌おう』著者 未乃タイキ ロングインタビュー
Flashファンにはお馴染みの未乃タイキさんの作品「終わらない鎮魂歌を歌おう」の小説が2008年10月上旬に発売される。これまでFlashアニメがメディア展開していく事例としては、マンガなどの書籍をFlash化することが多かったが、Flashアニメを原作とした小説が出版されるのは初のケースではないだろうか。そこで今回、未乃タイキさんに「終わらない鎮魂歌を歌おう」の誕生から小説化されることになった経緯などについていろいろ伺ってみました。
≪対談者プロフィール≫
【未乃タイキ】
埼玉県与野市生まれ。2002年よりWebサイトにてオリジナルのFlashアニメーションを発表。livedoorネットアニメでのFlashアニメーションの連載をはじめ、2007年には大阪観光コンベンション協会で観光プロモーションアニメ「FROM OSAKA WITH CHEER!」を製作。また2008年には株式会社ロッテより次世代ビックリマンチョコ「ビックリマンキッズ」の世界観構築/Webアニメの脚本を担当する。
ストーリーを見せる手段としてのFlashアニメ
UG-K
今回「終わらない鎮魂歌を歌おう」が小説化されることになったキッカケは何でしょうか?
未乃タイキ
とある仕事先で「小説を書いてみないか」と誘われたのがそもそものキッカケです。先に小説や4コママンガありきで、宣伝や販促なんかのニュアンスでFlashを使ったアニメーションは最近よく見るようになりました。でも、僕のアニメは多分それらとタイプが違うと思うんです。