Tag Archives: ぴろぴと

【CloseUp Flash Reloaded】幻想的な世界観を持つアートアニメーション


Flashアニメーションというと主にエンターテイメント性を重視した娯楽作品が多いが、中には芸術性の高いレベルにあるイメージをFlashによって表現したアニメーション作品もある。アートアニメーションという言葉は厳密に定義されているわけではなく人それぞれによって認識は異なると思うが、今回紹介する作品からアートアニメーションの一端が垣間見えるのではないだろうか。



空想少女


少女の空想が次々と具現化する摩訶不思議なアニメーション。夢中になって本を読みふける少女。そこに一匹のネズミが登場する。突如少女の頭から本に登場していた様々な生物や草木が連鎖的に現れていく… まず驚くのは、個性的かつ強烈な世界観。そしてディテールまで描き込まれた版画の様な質感の絵に強烈に引き込まれる。古いフィルム映像のようなノイズや画面のゆれなどの細かい演出も世界観をよりリアルなものにしている。そしてこれまでの展開の意味が明らかになる結末には、誰もが感嘆させられるであろう。
「テーマは、一言で言えば『ビックリ箱』です。とにかくすごいインパクトで見た人を驚かせたいという狙いがあったので、不思議な生き物が次々とテンポよく飛び出していくという演出を試みてみました。
それから、緻密な描き込みで圧倒させようという狙いもありました。一瞬見ただけでは全体を把握しきれないほどの情報量が画面内に溢れていると、それだけで見た人は圧倒されると思ったので。」(えぬ氏)
インパクト重視で絵で人を圧倒させたいということを常に考えているえぬ氏だが、アニメーションとしての映像作品を作ったのは今回が初挑戦だったという点にも驚かされた。
先月にはTV東京系「うぇぶたま」やNHK「デジタル・スタジアム」でも放映され高い評価を得ている。本作の他にも絵本の世界をそのままゲームにした「ポックのともだち」という作品もお勧めだ。

花蟲 -Hanamushi-



DOLL


前作『まーちゃんのりんご』の続編として位置づけられた、段々と腐っていく少女をイメージした作品。『まーちゃんのりんご』では、人形劇風のメルヘンチックなイメージを前面に出していたのとは対称的に、本作では写実的な映像を中心に描かれている。幻想的な雰囲気ながらもどこか背筋が凍る思いがするのは、前作で少女が辿った結末や本作の最後に表示される[dove]といった意味深なメッセージによるものかもしれない。今回の作品はどのように制作されたのだろうか? 制作者のぴとぴと氏に伺ってみた。
「実際にフランス人形さんを購入しその人形を使って制作しました。とっても高かったのですが良い顔をしてるので良かったです。」(ぴろぴと氏)
全体を捕えさせることなく抽象的な表現を組み合わせた独特の映像観は、見る者のイマジネーションに強く訴えかけているだけでなく、何度も繰り返し見てしまいたくなるような中毒性がある。そんな魅力にあふれている本作は、来月下旬よりフランスで開催されるクレルモンフェラン映画祭への出品が決定している。
現在新作を制作しているというぴろぴと氏のさらなる活躍を期待したい。

ありさんとくらげさんがごっつんこ

【FLASH BACK 200X】春の到来にむせび泣く男がまとめた2004年3月【菅井君と家族石、ありさんのおそうれつ】


いやーようやく、暖かさを感じられる日々になりましたね。特に雪まみれとなった今年の冬を経験した人にとっては待ち遠しい季節がやってきたかと思えば、花粉症もやってくるという七転八倒なこの頃でございます。2004年の3月といえば「Flash。ひなまちゅり2004!」「FLA・BIGINNERS」など、新年度を迎える季節柄なイベントが開催されていました。


菅井君と家族石


今ではあらゆるメディアで見かける鷹の爪団を生み出したFROGMAN氏のデビュー作。島根県出雲地方に住むソウルファミリー「菅井家」の日常を描いたナンセンスギャグコメディ。ほぼ動きがないキャラクターが語る巧みな話術で笑いを生み出す異色作でありながら、Flashアニメのテンプレートとして幅広く認知された作品です。

蛙男商会


ありさんのおそうれつ


一見楽しそうに見える三人組を描いた作品でありながら、突然切り替わる狂気的な映像とのギャップが斬新な作品。ラストでひとりぽっちになったあーちゃんは蟻の葬列のメタファーであるのかもしれません。

ありさんとくらげさんがごっつんこ


甲鉄傳紀 -装脚戦車の憂鬱-


脚がついた戦車の戦いを描いたレトロフューチャーアニメ「甲鉄傳紀シリーズ」の1作品。機動力のある三七式裝脚戰車が普通の戦車では考えられない戦闘を繰り広げます。その他に登場する兵器もディティールにこだわりが見られる作品です。

弥栄堂


だれが彼女を幸せだなんて決めたの?

鎮座しているお内裏様とお雛様。仲むつまじいように見えて実は冷め切った関係なのかも。そんな一面をダイナミックに描いた作品です。

NOT YET~まあだだよ

【FLASH BACK 200X】春の訪れとともに心温まる作品が生まれた2003年3月【終わらない鎮魂歌を歌おう】


紅白FLASH合戦を皮切りに季節の風物詩をテーマとしたオンラインイベントが開催されるようになった2003年ですが、その第1弾として3月では『FLASH。ひなまちゅり!』が開催されました。女の子の女の子による女の子のためのイベントということですが、自称もOKということで当時話題の男性職人も参加して盛り上がっていました。

終わらない鎮魂歌を歌おう


無気力な人生を送ってきた男、耕太と死神841号やよいの出会いから始まる物語。当初ボイスドラマから始まった本作は、様々社会な問題を含んでいたこともあり多くの人に共感を得たことがキッカケで舞台化されたほか、10年目の今月には遂に小説化されるなどメディアミックスの先駆けとなるFLASH作品でした。

偽与野区役所


Letters


ほのぼの恋愛ストーリーにもはやは欠かせなくなったAAキャラのしぃとギコによる純愛物語。手紙を待ち遠しく思う気持ちと相手への気持ちの相乗効果が、今では見ることのない手紙を介した想いのやりとりの中に描かれています。

モナ倉本店


宿題は大変だワッショイ


宿題を淡々とこなすモララーに対して注意力散漫なおにぎりの会話劇。当時人気のメジャーキャラであるNOVAうさぎが登場することにより、宿題どころではなくなっていきます。

512kb


ぴこちゃん物語


前半と後半の2部構成によるぴこちゃんと宇宙人の戦いを描いた物語。一見ほのぼのとした絵柄に初見の時は今までとは全く違った方向を目指したものかと思いましたが、所々に見え隠れする狂気テイストに安堵(?)したのが思い出深い作品です。

ありさんとくらげさんがごっつんこ


一緒に暖かい気持ちになりませんか?


「FLASH。ひなまちゅり!」出展作品。ひな壇の準備をするしぃとギコにワッチョイなどが手伝いにくるほのぼのストーリー。全体的にピンク色調の心温まる作品です。

ねずみのろうか