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【FLASH BACK 200X】 祭りだわっしょい! いろいろな騒動に沸いた2002年6月 【タカラギコ】
これまでは世間の話題を取り上げて盛り上がることの多かった2ちゃんねるでしたが、ディルレヴァンガー事件やタカラギコ猫騒動、DHCからの6億に上る損害賠償など2ちゃんねる自体が騒動の中心になるような出来事が多くなったのが2002年6月でした。
■東鳩
「斜め2ミリ~」でお馴染みToHeartのオープニングをAAや写真で再現した空耳Flash。
歌が韓国語であったこともあり、ほぼ全ての歌詞を空耳化したことで最初から最後まで笑いの絶えない作品でした。
■ギコが消えた日
AAキャラクターの企業独占にまつわる騒動は「のまネコ問題」が記憶に新しいところですが、実は10年前にもギコ猫に対して商標登録が出願されたという問題がありました。しかしこのときは企業側の対応が早かったため、祭りも一時的なモノとして収束したのが印象的な騒動でした。
■マンデーたん応援FLASH
2002年のW杯において影の主役として話題となったのが、外国人向けの無料宿泊所に駆けつけたイングランドのサポーター「マンデーさん」。そのあまりの殺風景な設備の中たった一人で観戦する姿が強烈なインパクトを与え、国際親善の名の下に様々な応援コラージュが生み出されたいかにも2ch的なノリが懐かしい作品です。
■2ちゃんねる 3周年を勝手に記念するFlash
当時はまだ開設から3年足らずだった2ちゃんねる。これまでの経緯を振り返ってみると、様々な騒動を通して利用者が拡大していったことが伺えます。ある意味“最も炎上マーケティングに成功したサイト”と言えるのではないでしょうか。
【FLASH BACK 200X】 ブームの礎を築いた作品が目白押しの2002年5月 【YUKINO】
2002年5月も先月に引き続き2ch全板トーナメントの支援Flashが多く公開されていましたが、他板の支援Flashを制作することでFlashの認知度が2ちゃんねる全体に広く知られるようになった時期でもあります。
■YUKINO
2002年2月には既に公開されていましたが、歌入りと冒頭・ラストを修正した完全版として発表されたのが5月となります。現在YUJIN figureにて『ことと』を連載されている森野あるじさんの代表作の1つである「つきのはしずく」の未来の世界として描かれた本作は、終始シリアスな展開で何が正しいのかを考えさせられるファンタジーストーリーでした。
・MoRinono
■別府鉄輪地獄変 第7話 北の国から’001 中編
女子高生かぼすちゃんによるギャグアニメシリーズ。本作で初めて挿入歌「恋のマジカル大分県」が紹介されましたが、歌のイメージとは裏腹にスプラッタが繰り広げられた印象深い回でした。
・地獄変ドットコム
■そろそろファンタシースターオンラインの昔話をはじめようか
KOKIA「ありがとう…」のイメージが印象深いファンタシースターオンラインでの出会いや別れなど思い出を語り合った同名のスレをまとめた作品。思えば2chスレのコメントを紹介するFlashの演出というのは動画の中にコメントが表示されるニコ動の仕様に通じるモノがありますね。
■トゥートゥートゥマシェリーマーシェーリー
同名のスレをもとに作成されたAA Flash作品。空耳の歌詞と共に様々なAAによるシュールな展開が笑いを起こしましたが、音楽著作権について警告が来ていたのもこの時期であり、ラサイトをはじめ権利関係に関わるBGMを使った作品が数多く削除されていたのが印象に残ってます。
■ビスケたんFLASH
半角二次元板に立てられたスレ「ケンタッキーのビスケットってうめーよ」から誕生したキャラクター。妄想の産物でありながらも擬人化ブームの先駆け的存在といえるキャラの一人ではないかと思います。
【FLASH BACK 200X】 AAゲームも見かけるようになった2002年4月 【おくりもの】
2002年4月は2ch全板トーナメント真っ最中であることもあり、この時期は各板の支援Flashが数多く制作されていました。また「ぷよぷよ2ch.NET」「ギコルガ」「SUPER MONA BROS.」「プルモナシリーズ」など既存ゲームをAAキャラに置き換えたFlashゲームも多く見られるようになっていますが、現存している作品が非常に少ないのが残念なところです。
■おくりもの
モナ倉さん制作の100000HIT記念ムービー。しぃのうたで定番となったギコとしぃの恋物語です。今ではほとんど見なくなったおにぎりやゾヌなどの2chキャラが懐かしいほか、恋に気づいたギコが粋なプレゼントをしぃに送る心温まるストーリーです。
■MADGEAR SOLID
「性欲をもてあます」で一大ブームとなったMAD界の金字塔とも言うべき伝説のMAD作品。異常性欲者となったスネークが誰彼かまわずに行為に及ぶ展開は今でも爆笑モノです。そんなときに入ってきた大佐役の声優・青野武氏の訃報…謹んでご冥福をお祈りいたします。
■CD2ch2
特定のジャンルで流行が生まれると出てくるのがランキング。今でもニコ動をはじめボカロ、東方など様々なランキング動画が存在しますが、当時の人気を振り返る意味では貴重な資料と言えるのかもしれません。