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【CloseUp Flash Reloaded】デジタルコミックにおけるFlashの活用
コンピュータやインターネットの環境の発展に伴い、今では簡単に個人でイラストや漫画をウェブ上にアップロードして公開できる時代になったが、その次のステップとしてそれらの作品をFlash化する動きがここ数年で多く見られるようになった。事実、自分の作成したイラストや漫画を動かしたい為にFlashを始めた人も多いと聞く。イラストや漫画をFlash化することによって、従来の静止画では難しい表情の変化やカメラワークなどの微妙な動きを実現できる。一方で従来の漫画にある吹き出しやコマ割りなどの形式で見せたり、音を出せる環境であるにもかかわらず効果音を文字で表現したりしている。今回はそんな漫画としてのスタイルを維持したFlash漫画を紹介する。
■行進曲は突撃ラッパ
感情をラッパを通して表現する無口な少女、萌とその友人達の日常を描いた4コマFlash漫画。個性的な登場人物の紹介が描かれている。
「現時点ではまだストーリー的な物は描いてませんが、萌達の突拍子もない行動をお楽しみください。」(フジツカ氏)
登校編のあとは放課後編や、バイト編など、人間模様にも変化が起きる展開を構想中とのことであり、今後が楽しみだ。またフジツカ氏の作品には、九十九百太郎氏のヴォイスドラマを元にしたFlash漫画「ねこまんが」もある。こちらも是非一度ご覧頂きたい。
・コギト・エルゴ・スムン
■たいむいずまねー
山のふもとに寂れた料理屋をみつけた学校新聞グルメ担当のかんな。そこで出会った少年店主は、300種類以上のメニューのどれを頼んでも3分以内に料理を出してしまいます。しかし問題の多いこの店は閑古鳥。そこで接客のまるでダメな少年店主を更生させつつ、店の謎に迫ろうとする物語。
魚介類ラブラブマンガを元にFlash版を制作されたシリーズである本作品は、ドタバタアニメ調の作風となっている。また、漫画などでは表現が難しいカメラワークの他、キャラクタなどに3Dを用いているのが目新しい。
「キャラの個性で押してる内容なので、新キャラである赤髪の少年の不器用っぷりなど個性的なキャラたちを見てもらいたいです。また、背景とキャラの一部にswift3Dを使っています。モブシーン用や、アクションシーンの一部にも使っており、欠かせないものになっています。」(鱒木氏)
現在本シリーズは、SF的な展開となっている第4章が開始されている。
・鱒の家
【FLASH BACK 200X】ありのままに当時公開された作品を話す2005年1月【次郎長三国志、テスト動画(引力)】
あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
『新年を迎えてあけおめの挨拶をしようと思ったらもうすぐ1年の12分の1を終えようとしていた』
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが、そんな感じで今年も10年前の作品を紹介していこうと思います。
■次郎長三国志
正月早々に公開されて度肝を抜かれた清水次郎長伝に登場する人物を紹介した躍動感あふれるアクションアニメ。悪の親玉に立ち向かう姿などはまさに勧善懲悪の王道を描いています。
・Poo’s WORLD
■テスト動画(引力)
文字通りテスト動画として公開された作品ですが、線画中心の映像であるにもかかわらず恋心あふれる女の子の描写がこと細かに描かれています。個人的にはPerfumeを知るきっかけにもなった思い出深い作品です。
・BEMOD
■終わらない鎮魂歌を歌おう-青年のウタ-
2年前(2003年)に公開された同作品の続編。新米死神の16142号の初仕事の様子が登場人物の心理描写と合わせて丁寧に描かれています
・偽与野区役所
■Flashアニメ コンキチくん オープニング
狐のキャラクターであるコンキチくんのオープニング。TVアニメのオープニングがそのままFlash化されたようなありとあらゆる演出が込められた映像となっています。
・さるでんえい
■ねこまんが 手を洗え!
九十九百太郎氏4コマ漫画のボイスドラマをさらに映像化した本作は、猫の可愛さもさることながらFlashによるショートアニメと4コマ漫画の相性が良さが感じられる作品です。
・コギト・エルゴ・スムン
【FLASH BACK 200X】夕暮れ時に見るのがオススメの2004年8月作品【WALKING TOUR】
続けざまにやってくる台風も過ぎ去りようやく落ち着いた夏が迎えられそうな今日この頃ですね。さて2004年8月といえば「終戦記念日にFlashを創ろう」「FLA板勢力大決戦」 「俺らFlash祭り」 などスレッド主体のイベントが多く開催された月でした。今回はそんな時期に公開された話題作を紹介します。
■雨と少女と私の手紙
不思議な世界感の中でありながらも身近な話題やちょっとしたギャグに親近感が沸くレトロフューチャー感あふれるショートフィルムです。
・帝国少年
■WALKING TOUR
2chキャラによる歩みを人生にたとえた作品。感動系Flashの代表的な作品として話題にあげられることが多かった本作は、様々な言語に翻訳され世界的なヒットにつながり絵本化までに至ったほど、人の心に訴えかけるものが強かった話題作でした。
・Saparak
■灯りの下で
心を持った街灯「アカリ」は様々なものたちと出会っていく物語。本作はFrenz 2011で公開されたプロローグ版ですが、本編では静かな展開ながらも人と精霊による心温まるストーリーが印象的な作品でした。
・コギト・エルゴ・スムン
■掬いあげてくれないか
縁日の屋台で過ごす金魚の想いを表現した作品。屋台で泳いでいる金魚がこんなことを考えているかと思うとちょっぴりいたたまれなくなる気がします。
・偽与野区役所