もう一度見ておきたい2011年の傑作動画10選(後編)


それでは後編5作品の紹介です。

【初音ミク】BRIGHT RAiN -Another mix.-【3DPV】


VOiCE以来2年ぶりとなるラヴリーP&ニョホホタッグによるストーリー性あふれる初音ミクPV。4分58秒の間に届けているのは単なる荷物だけではなく、喜怒哀楽すべてが詰め込まれた感情の宝石箱を視聴者に送っているのだと思わせる良い後味を残す作品です。


Final Fantasy Stop motion- Sephiroth the World’s Enemy 世界毀滅者


ネットに公開されるや否や一躍話題となったクラウドとセフィロスの戦いをフィギュアで再現した台湾のFF7ストップモーションアニメ。キャラクターの動きがリアルですが、映像や音のエフェクトがさらに二人の戦いを白熱したものに盛りたてています。


ロボと少女(仮)最終話 前編


“100秒シネマ”とのサブタイトル通り、時間的制約のもとに2010年に公開された人の役に立つことを願うロボットと少女によるショートアニメ。2011年に公開された最終話シリーズ3作では、これまでのコメディタッチとはうって変わったシリアス展開であり、これまで謎のベールに包まれていた少女の正体が明らかになるなど衝撃的なラストに驚かされました。


実写版 ナルト疾風伝 ファン作成対戦動画 ナルトvsロック・リー


何かと酷評されることの多い漫画作品の実写化ですが、ここまですごい映像を作られてしまうと似ている似ていないなどという議論はほんの些細な事柄に思えてしまう作品です。たどたどしい日本語すら愛嬌を感じさせてしまうのは、やはりファンの愛が成せる業なのかもしれません。


自主制作アニメーション ハンサムケンヤ「これくらいで歌う」


椙本晃佑氏のPVというと2009年に公開された「the TV show」を思い浮かべますが、本作もまた様々な可能性を秘めた青年が街中を縦横無尽に駆け回る演出が印象的です。PVの本質としては、いかに楽曲の魅力を映像で引き出すかにかかってますが、そういう点においてこの作品は非常に音楽とマッチした映像であると言えるのではないかと思います。


はてさて2012年はどんな映像作品が生まれるのでしょうか。期待を胸に今年1年を過ごしたいと思います。それじゃまたね。