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【FLASH BACK 200X】「世界よ、これが日本のFLASHだ!」ついに時がきた2003年7月【FLASH★BOMB】
Flashファンにとってはもはや説明するまでもありませんが、ある意味終わりの始まりとして当時満を持して開催されたオフラインイベント「FLASH★BOMB」。アンチの1さんの妄想をキッカケにして生まれた伝説のイベントは「クリエイティブなバカ、揃ってます!!」を合い言葉に総勢40名近くのクリエイターの作品が上映されました。上映された作品には現在も語り継がれるような殿堂級の作品も数多くあることから、このイベントがFlash黄金時代の幕開けとも言えるかもしれません。
■そんなことより、注意事項~楽園
注意事項を兼ねたFLASH★BOMBのオープニングムービー。作風の異なるポエ山さんとスキマ産業さんの異色のタッグによる作品としてイベントの開幕を飾るに十分のインパクトのあるオープニングとなりました。2011年にポエ山さんが本作にも登場したゴノレゴの10周年を記念して制作した本作のオマージュ作品「【ゴノレゴシリーズ】そんなことより、10周年 -FRENZ 2011にて。楽園RMX-」も必見です。
・POEYAMA
・スキマ産業
■なつみSTEP!-NATSUMI STEP!-
モーショントゥイーンを活用したFlashクリエイターとして人気であったNNSJさん(現たけはらみのる氏)の代表的な作品。女の子を中心とした一見楽しそうな作品ですが、その雰囲気とは真逆の隠された設定が明らかになったことでネット界隈に大衝撃を与えました。
・こしあん堂
■ドラゴソボール8
こちらも2ch系アニパロFlashの伝道師として人気を一手に受けていたwosaさんのドラゴンボールオープニングを2chキャラで再現した作品。再現性は言うまでもありませんが、お馴染みの8頭身と1さんをはじめとした2chキャラたちの絶妙な配役が笑いの絶えない作風に仕立て上げられてます。
・wOzBox (;´Д`).to
■スーパーシィルクちゃん
wosaさんの独壇場であった2ch系アニパロFlash界隈に2003年「2ちゃんねる大王」を引っさげて彗星のごとく現れたのが512kbさん。OH!スーパーミルクチャンオープニングをしぃとギコで再現したアニパロFlashとなっています。本作でもしぃやギコのキャラクター性を活かし、ほのぼのとした雰囲気を醸し出してます。
■Go!Go! アイスキャンディ
暑い中みんなで食べるアイスの中でPちゃんが引いた当たり棒を巡って大波乱が巻き起こるのんちゃんシリーズのショートムービー。1分近くのアニメーションの中に詰まった細かな動きはそのBGMと共に観客に大きな衝撃を与えました。
・活動漫画館
【FLASH BACK 200X】Flash黄金時代の幕開けとなった2002年12月【紅白FLASH合戦】
2002年の12月で思い出深いのはやはり第1回紅白FLASH合戦。Flash板発の初めてのオンラインイベントである紅白FLASH合戦はFlash板の1つの集大成でもあり、後に続く様々なFLASHイベントの礎となったものである。所謂FLASH黄金時代と呼ばれる時期は人によって様々な見解があると思うが、そのスタートは紅白FLASH合戦であったと言えるほど、多くのFLASHクリエイターやファンに影響を与えたイベントでした。
■キ8ンディキ8ンディ
一世を風靡した「うる★8つら」から11ヶ月後にwosa氏が制作したのが本作。前作と同じくアニメのオープニングを8頭身と1さんで再現したものであり、前作とあわせてアニパロ系FLASHの代表的なクリエイターとして不動の地位を築いた作品といえるかもしれません。
■:::TORINO::: Dive into the “2ch”
紅白FLASH合戦の初日最終戦の紅組を飾ったのが同人作家おおもりよしはる氏を原画担当として制作されたTYPE-R氏のPVアニメ。オリジナルの萌えキャラが登場する2ちゃんねる系アニメは当時ほとんど無かったため、非常に新鮮に映っていたのが印象的でした。
■和の心
同じく初日最終戦の白組を担当したのがしうまい氏のPV作品。駆ける侍の影とアップテンポな三味線が記憶に残るPVは、50スレのお題をテーマとしたモノであり、その難解なテーマに対して見事に作品に仕上げた本作は、まさに発想力の成せる業であることを感じさせずにはいられません。
■R2D
紅白FLASH合戦の最終日のトリは奇しくも2ちゃんねるをテーマとしたPV合戦となりました。紅組の軟骨氏はFLASH板の歴史を振り返った構成となっており、混沌とした時期から脱却して明るい未来を期待するPVとなっています。
・NHD/nDDMDw ふぉらっしゅ倉庫
■Beat-Driven Playback
紅白FLASH合戦のオオトリを務めたのがスキマ産業氏のPV。こちらは2ちゃんねる全体の出来事を振り返った構成であり、1年の間だけでも非常に多くの出来事があったことを感じさせたPVでした。
・スキマ産業
多くの影響を与えた紅白FLASH合戦ですが、その後slashupへと名前を変え紅白に分かれたイベントは一旦幕を閉じました。しかし2007年より運営を新たに復活した紅白FLASH合戦は今年も12/30から開幕となります。先月より開催に向けた様々な企画が行われていますので、現在のFLASH動向に興味のあるかたは今年の紅白FLASH合戦に着目してみてはいかがでしょうか?
【FLASH BACK 200X】多大な影響を及ぼした作品が多く生まれた2002年9月【num1000 キッコーマソ さいたま】
当時のFlash板では「50レス目に出たネタでフラッシュ作れ」スレがFlash職人の登竜門として活況でしたが、モナー板からも様々なAAキャラが誕生していました。中でもFlash作品をキッカケとして多大な影響を与えたAAキャラが登場したのが2002年9月でした。
■1000キタ━━━ (゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚) ━━━━!!!!!!!!!!
「50レス目に出たネタでフラッシュ作れ」のPart1スレから誕生した2ちゃんねるFlashにおけるMotionGraphicsの先駆け的な作品。後にnum1000のリミックス企画のイベントが催されたり、当時BM98界隈で人気のあったCranky氏の楽曲がFlash作品に使われるようになったキッカケも本作であることなどFlash職人に多大な影響を与えた作品です。
・スキマ産業
■戦え!キッコーマソ
「醤油入れ」スレにて誕生したキャラクターをアニメOP風に仕立て上げた作品。奇抜な格好が受けたのかOPの歌が受けたのかは定かではありませんが4chanなどで紹介されたこともあり、後に英語版を制作したくらい海外でも大ヒットしたAA Flash作品の1つです。
・Yogatori
■さいたまFLASH
元々は自民党のシンボルマークのパロディであったはずが何故かさいたまを叫ぶようになって、様々なパロディが作られるようになったAAキャラ。当時様々なさいたま作品が集められた「さいたま情報収集所を見るとFlashだけでなく音楽やゲームなど様々なジャンルに展開していたことがわかります。
■機動天使ミカソ
デスクトップ常駐型アプリとして当時人気だった「伺か」をモチーフとしたMAD作品。当時デフォルトゴーストであったさくら(偽春菜)やうにゅうが本作にも登場しますが、キャラクタやプラグインなどを開発・拡張できることから現在も様々なキャラクタが生み出されています。
■TV-Shop
モナーとギコによるテレビショッピング的な作品。当時世間で問題となっていた産地偽装問題を面白おかしく皮肉っています。
・モナ倉本店