【FLASH BACK 200X】ベガとアルタイルの邂逅に思いを馳せる2007年7月
関東ではすっかり夏の様相を迎えている一方で九州北部は未曽有の豪雨が襲っているなど、いよいよ梅雨という季節がなくなってしまったことを感じさせるここ一週間です。さて2007年7月にはMGイベント「Perfect Promotion’07」が開催されスタイリッシュな映像作品で盛り上がっておりました。今回は本イベントから2作品を紹介します。
■Phonogram
言葉によって生まれるシンボルが心地いい声・文字をテーマとしたMotionGraphicsです。
・yama-ko.net
■tree -emotion graphics-
2007年頃から多用されるようになったタイポグラフィによるMotionGraphics。文字によって芦原された木々の営みが目眩く描かれています。
・La Mer ArtWorks
【CloseUp Flash Reloaded】ハロウィンを題材としたFLASHムービー
ハロウィンとは、あらゆる聖人を記念する祝日である万聖節(11月1日)の前夜祭のことである。もともとは数千年前の古代ケルト民族が行った秋の収穫を祝い悪霊を追い出す祭りが起源と言われている。ハロウィンと聞いてまず思い浮かべるのが、魔女やゴーストなどの姿に仮装した子供たち近所を練り歩き、“Trick or treat”の言葉と共にお菓子をねだる姿ではないだろうか。今回はそんな楽しさと薄気味悪さが入り交じったハロウィンFlashを紹介する。
■UNACCOUNTABLE VILLAGE
ハロウィンの日、『不可解な村』では、誰が一番怖いかを決めるためのお祭りが開かれている。しかしあることが原因で一人だけ怖い姿になれないものがいた…そんな村で起こった一騒動を描いた物語。初出は2004年であるが、今年リメイクされた本作は、個性的なキャラクタや幻想的な空間を演出する背景のタッチなど描画のクオリティが格段に向上し、より深みのある印象を与えている。
「動く絵本的な仕様になっていますので、難しいことを考えずに楽しんでください。ハロウィンのあの空気感を感じ取ってもらえるとウレシイです。」(アカツキ チョータ氏)
ハロウィンというテーマに個性的かつ明確な役回りが与えられたキャラクタ、そしてハッピーエンドとなる展開は、まさに絵本としてピッタリの作品ではないだろうか。
そんな才能を買われて、現在アカツキ チョータ氏は弥栄堂の新作「カラクリ戦記 鬼ヶ島」のキャラクターデザイン原案や楽曲を担当している。本作からも氏の作風を感じ取ることができるので要チェックだ。
・チョータ式
■ハロウィン
シンガーソングライター葉月ゆら氏の「はろうぃん」を題材に制作されたFLASH。ゆら氏特有の歌い方と可愛らしいキャラクタの相乗効果により作品全体がよりメルヘンチックなものに仕上がっている。
「一連のストーリーはありますが、観た方がそれぞれ自由に想像して下されば良いなぁと思っています。またポイントはやはり最後の仕掛けです。ちょっとしたイタズラ心のつもりです。」(たぬふら氏)
最後の画面ではクリックすることで様々なアクションが行われるギミックが組み込まれている。まさに“Trick or treat”を体現したハロウィンらしい作品だ。
・たぬふら