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【CloseUp Flash Reloaded】魔法使いが登場するファンタージアニメ
魔法使いと言えばゲームやファンタジー小説に数多く用いられているキャラクターである。一般に魔法使いに対して豊富な知識を持ち賢明で思慮深いイメージを持つが、アニメやマンガではちょっぴりドジで未熟なキャラクター設定であることが多い。その方が見るものへ近親感を高め魅力あふれるストーリー展開にできるからであろう。今回はそんな人間味あふれる魔法使いのFLASHアニメを紹介する。
■魔女と森の精霊
森に住む”マリー”という女の子と森の精霊との交流を描いた物語。森の精霊と共に暮らしていたマリーはある日国王の使いにより捕われてしまう。しかしマリーの身を案じた精霊が彼女から授かった精霊石を返すことにより、魔力を取り戻したマリーは脱出に成功する…
多関節アニメーションによるキャラクターの細かな動きや国王の使いとの対面で一瞬現れる火あぶりのシーンなどがストーリーを奥深いものにしている。
「キャラクターの造形が以前の作品に比べてだいぶ複雑になっているので動かすのに苦労しています。またこの作品は本来なら4分程度のお話になる予定だったのですが、いろいろな事情で後半の展開を無理やり圧縮して2分で収めています。」(たけはらみのる氏)
精霊や魔法で黒猫と共にホウキで飛ぶなどファンタジーの王道をゆく展開は、そのまま絵本になっても遜色ないほどの完成度ではないだろうか。
・こしあん堂
■North Forest Majical Academy
季刊のWeb漫画雑誌「KNOW」に掲載された同コミックをFlashアニメ化した前後編による2部構成の物語。魔法学院に入学して3ヶ月経っても魔法を使えないことに悩む”サキ”。それをからかう同級生の”エル”と一悶着した時、不運にも乱暴者の上級生”バロータ”に本をぶつけてしまう。怒ったバロータは、2人を体育倉庫に閉じこめてしまう…
サキが魔法を使えるようになるまでの長い1日を描いた本作は、それぞれのキャラクターが明確な役割を追っていることでテンポ良いストーリー展開となっている。
「表情やしぐさ セリフのテンポなどに気を使ってます。実はパ○○ラもしっかり作ったけど作品投稿のためにアングルをごまかしました(汗 」(tigo氏)
モーショントゥイーンを活用することでキュートな活発的な女の子を表現したアニメとして代表的な本作は、過去に紹介した「妄想爆発!! 奈々子さん」をはじめ、tigo氏のその後の作品にも数多く登場している。他の作品での彼らの活躍も注目されたい。
・tigo’s Factory
【FLASH BACK 200X】思い出に残るのは楽しかった記憶たち 2007年5月
桜が散ったと思ったらいつの間にかGWが終わっていた5月中旬でございます。何度言ったかわかりませんが時が過ぎるのは早いモノです。時の流れに身を任せると、なかなか過去を振り返る機会というのはありませんが、ちょっとしたきっかけで想いを巡らせることもあるわけで、そんな感じでここで紹介する動画を見ていただけるとうれしいなと思う今日この頃であります。
■おもいではおっくせんまん
ニコ動の歴史を語る作品として間違いなく選出されるロックマン2の名曲を映像化したニコ動黎明期の大ヒット作品。歌詞を忠実に映像として再現しただけでなく、過去と現在を行き交うノスタルジックな演出に心を揺さぶられました。
・dna1014.net
【CloseUp Flash Reloaded】心を揺さぶられる感動系ストーリー
感動とは文字通り感情の動きによって生まれる感覚である。その感覚は、人や動物との触れあいによって生まれることもあれば、絵画や音楽などの芸術作品によって得られることもある。時には人間を突き動かす原動力になったり、人生の転機となる力を秘めている。
「最近感動したことはありますか?」。モラルや学力の低下、ニート問題など無気力、無関心、無感動による様々な問題を抱えている現代社会において、いま一度「感動」について振り返ってみることが必要かもしれない。今回はそんな感動を与える物語を紹介する。
■キミとボク
2001年の公開から5年間にわたって更新され続けている青年と猫の友情を描いた物語。猫の立場から見た飼い主との交流は、子供の時の出会いから年月を経ることに親睦を深めていく様が映し出されている。幾年経っても飼い主を見守り続けるその姿は、言葉が交わせなくても通じるモノが確かにあることを感じさせる。そしてやがて訪れる別れの刻。失った時に初めてその存在の大きさを思い知らされる…
「様々なメッセージが込められていますが、制作者の意図ぬきで観て頂き、個々の方がそれぞれのメッセージを感じとって頂ければ幸いです。」 (しげっト氏)
実体験を基に制作された物語は、いかに猫の存在が飼い主の心の支えになっていたのかが描かれている。だからこそストーリーから伝わる絆や喪失感の大きさに涙せずにはいられない作品であるのだろう。
尚、本作の絵本が12月8日に発売される。Flash版をご覧になられた方でも十分に読みごたえがある内容だそうなので、書店で見かけたら是非お手に取ってみてはいかがだろうか。
さらにウェブ上では水墨画家 小林東雲 先生とのコラボレーション『十人桃太郎』や『キミとボク』のPART2的な連作が2007年以降に制作されるようだ。こちらも見逃せない。
・UNIVERSAL RADIO
■WALKING TOUR
人生観を歩みに例えて表現した物語。シンプルなキャラクタで人生というものをわかりやすく表現している。人生を共に歩く存在はいつしか別れが訪れるものだ。しかし残されたモノたちがすべきことは、過去の思い出や苦しい現実を背負って生きていくことである。今いる自分の存在を受け入れることからあらゆる進歩が始まり、自己の尊厳が生まれ出ることを感じさせる作品である。
また日本語以外にも5ヶ国語に翻訳されたバージョンが存在することが、世界中に通じることのできるテーマであることを証明している。そのテーマの中には単に人生観だけではなく、自分の中の深層に存在する喜びや悲しみから生まれる感動が、民族や言語の違いを超えてあらゆる人間の中に見い出せることを伝えているのではないだろうか。
「当初のバージョンでは音楽との最高のマッチングが売りでしたが、それを改訂したオリジナル曲版も
、後述する絵本版でも、やはり音楽との相乗効果が高く評価をいただけております。」(sapara氏)
また本作は先月絵本として出版された。絵本には、アニメ「PLANETES」等の作曲者、黒石ひとみさんによる新曲の音楽と、山寺宏一さんの朗読が入ったバージョンを収録したCD-ROMが付属している。音楽との相乗効果が高められた絵本版も是非ご覧頂きたい。
・Saparak
・WALKING TOUR出版のお知らせ