Category Archives: 自主制作アニメ

【CloseUp Flash Reloaded】動画共有サービスで鑑賞できる自主制作アニメ3


恒例となりつつある自主制作アニメの紹介も今回で3回目を迎える。データサイズや転送量の問題、視聴者層の拡大など様々な理由から今では公開の場として定着した感のある動画共有サービスでは、今日もいくつもの自主制作アニメが公開されている。今回もここ最近気になった自主制作アニメを紹介しよう。



自主制作アニメ 「眼鏡」


眼鏡を掛けた婦女子をこよなく愛する転校生「銀縁めぐむ」は眼鏡店で理想の女の子「千里さつき」に出会う。しかし千里さつきには眼鏡に対するコンプレックスを抱えていた… 一見よくあるような設定に見えますが、後半の超展開に度肝を抜かれ、続きを否応なく期待させる物語です。

irodori


自主制作アニメ アースウォード


90年前に滅び去った「ア皇国」の難民であるアムタが、育ての親である「剣士」の形見として託された腕輪により大きな運命に巻き込まれていく物語。第20回CGアニメコンテストに入選した本作は、壮大な世界観をバックに少年が敵と戦う様子が躍動感に溢れており、目が離せない展開となっています。


まよなかのいちご


第20回CGアニメコンテストをはじめ様々なイベントで上映された短編アニメーション。一日の仕事を終わらせて深夜に帰宅する女性。交通量の少ない幹線道路や街を照らす街灯、ワンルームマンションの鍵を開ける音など都会での生活がリアルに描写されています。

Stylescape


「セトウチ夏便り」雲のつばさ篇


80年代の瀬戸内地方を舞台にしたほのぼの夢浪漫PVアニメ。リアルかつ繊細で情景豊かな風景の数々が時の流れをゆっくりと感じさせるだけでなく、甘酸っぱく懐かしい思い出を呼び起こしてくれます。

【CloseUp Flash Reloaded】動画共有サービスで鑑賞できる自主制作アニメ2


これまで紹介した自主制作作品も今では新作旧作含めて数多くの作品がネット上で公開されるようになってきた。またコミックマーケットや映像イベントに出展する際のプロモーションの一環として、動画共有サービスに作品を公開することも多くなってきた。前回に引き続き、最近公開された注目の自主制作アニメを紹介しよう。



めぐり逢う世界 (制作:石井和沙氏)


とある地方都市に住む中学生「田嶋タカコ」の視点から、揺れ動く時間の流れの中で確実に変わりつつある世界の様相を、彼女の周囲に存在する他者や情景との関わりを通して描く、少女タカコの心の成長の物語。作り込まれた背景描写や演出が、青春時代の心の移り変わりを鮮やかに彩っています。


innocent days


物語に登場する少年の「想い」を描いた3D作品。全て絵の具を使った手書きで作られたテクスチャによって生み出された人物のモデリングは、無機質と有機質の狭間を感じさせる質感にあふれ、登場している人物の周りの空間をより奥深いものにしています。


鋼鉄のヴァンデッタ


敗戦を間近に迎えた日本軍に所属する八島レインが巨大ロボットに乗り込み強大な敵に立ち向かうロボットアニメーション。パイロット版ながらもスピード感や躍動感に満ちたロボットや主人公の動きにこれもまた完成が待ち遠しく感じられます。


【Perfume】SEVENTH HEAVEN【手描きMAD】 (制作:キタノユースケ氏)


Perfumeの同曲をBGMとしたアニメPV。百合要素を含んでいることに賛否両論あるものの、キャラの柔らかな絵のタッチに対してロケットや背景などの緻密な描写、そして前半後半のストーリー展開などにメリハリ感があってとても印象的です。

キタノユースケ日記

【CloseUp Flash Reloaded】動画共有サービスで鑑賞できる自主制作アニメ1


以前、卒業制作というカテゴリで動画共有サービスで公開されている作品を紹介したが、広義的な意味では卒業制作は自主制作の一つと捉えることができる。自主制作作品も卒業制作作品と同様に動画共有サービスで広く公開されている。そこで今回は、動画共有サービスで公開されている自主制作アニメを紹介しよう。



百々(どど) (制作:mebae氏)


森に住む少女とその少女を追いかける不思議な生物たちのショートストーリー。生物たちの不思議かつ大胆な色彩が違和感なく溶け込んでいて幻想的な空間を演出しています。また少女の躍動感あふれる動きとその動きを捉えるカメラワークが素晴らしくいつの間にか見入ってしまいます。


夏風バースデー (制作:鈴木悠羽氏)


とある夏の日、娘の誕生日プレゼントに悩む父親が見つけた一攫千金のチャンスに家族が一体となるほのぼのストーリー。父親といがみ合いながらも時折見せる息子のセリフや表情に家族愛を感じます。半年間かけて制作された本作は、「第6回インディーズアニメフェスタ」にもノミネートされました。


かぶとがにの毒 (ぞうあざらし氏)


誕生日にワンホールケーキの1カットしかもらえなかった女の子。当然の如く(?)殺意を抱いた女の子はカブトガニの毒で家族を抹殺しようと海岸へ出向くシュールなギャグアニメ。カブトガニを捕まえるための壮絶なバトルや家族構成、壮大な勘違いなどの超展開に出展した国際ニコニコ映画祭では多くの好評を集めていました。

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