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【FLASH BACK 200X】年の瀬に当時の作品を振り返ってみる2004年12月【Nightmare City、ハクシャクノテンシ】
2004年12月といえば恒例となった紅白FLASH合戦です。年々規模を増加させた本イベントは、クリスマスに先駆けて20日から開催された一方で、対抗勢力による裏紅白や糞紅白が同時開催されるなどカオスな状態でありながらも盛り上がった時期でした。また翌年からshashupと名称を改めたことにより、初期運営体制による『紅白FLASH合戦』というイベントは今回で一旦終了となった点からも思い出深いイベントです。今回はそんなイベントで注目を浴びた作品を紹介します。
■Nightmare City
第三回紅白FLASH合戦でMVPを獲得したみ~や氏の作品。2chキャラによるバトルアニメの王道としてその後多くのフォロワーを生んだ本作は、ギコとモララーを中心としたキャラクターたちが繰り広げるとにかく熱いバトルがBGMとの相乗効果を生み出しています。
■ハクシャクノテンシ
血を吸えないドラキュラが輪っかを持っていない天使の出会いにより、ハンデを乗り越えようとする物語。舞台俳優の武藤暁氏がシナリオを担当されたこともあってか、劇中劇といったアプローチによる演出が印象的であり、悲しくも幸せな結末は多くの視聴者を感動させた作品です。
・N-GRAVITY
■ウシガエル
ネズミ駆除機「ウシガエル」に追われるネズミとそれを助ける犬が連携して逃走を図る冒険奇譚。様々なギミックを駆使して執拗に追いかけるウシガエルが手に汗にぎる緊張感とどうやってこの困難を切り抜けるかと言った期待感を併せ持った作品に仕上げられています。
・弥栄堂
■地下幻想奇譚 座敷牢
シリアスなストーリー系の中でもタブーに近い領域まで踏み込んだ穴清水氏の異色作。生まれながらに手足がなかった少女「節子」の運命を描いた恐ろしくも悲しい物語は、当時のFLASHファンの度肝を抜いた衝撃的な作品でした。
■2ch 2004年史~ω04
昨年の紅白に続いて2004年に発生した出来事を90秒くらいにまとめたすなふえ氏の作品。テンポ良く今年一年を振り返った本作は当時の時事ネタを思い出すには最適な尺であることを10年を経た今になって改めて感じられます。
【FLASH BACK 200X】感動と笑いの涙が夜風に凍みる2004年11月作品【キミとボク Ver.2、The Mother Mars】
一日の寒暖差が多く紅葉もピークを迎えている今日この頃ですが、2004年11月はG-STYLEさんの代表作である3歳シリーズが書籍化され『3歳シリーズ きちゅび』として発売されたり、shockwave.com AWARD 2004にてルンパロさんの「フルスロットル・マイナス」がグランプリを受賞するなど、FLASHの隆盛が極まっていた一ヶ月でした。
■終わらない鎮魂歌を歌おう-青年のウタ-
新米死神と自分の死期を知ってしまったサラリーマンの新シリーズ。サラリーマンの家族に対する思いや死に神としての立場の葛藤など、登場人物の心理が巧みに描かれています。
・偽与野区役所
■キミとボク Ver.2
一匹のネコの視点から青年との出会いから別れまでを綴った作品。2011年に実写映画化された作品でもありますが、英語版のリリースをきっかけに制作された本作は、銀王号のキャラクターデザインを始め、様々な点がブラッシュアップされています。
・UNIVERSAL RADIO
■The Mother Mars
土星からの侵略に対して立ち向かう人々を描いた火星を舞台にした長編SFアニメーション。2000年に公開されたMM00をベースに4年の時を経てようやく公開された作品でした。
・MoRinono
■正男君と主体石
shockwave.com AWARD 2004で受賞されたFROGMANさんの「菅井君と家族石」をモチーフとした某一族のパロディ作品。パロディというにはあまりにもストレートなキャラクターと会話の内容に笑いの絶えないシリーズです。
・olo(,,・д・)
【FLASH BACK 200X】Flash板に波乱の種が投下される2004年10月作品【(゚∀゚) ラヴィ!!、マイヤヒ】
そろそろ秋も深まると思いきや未だに台風が訪れる今日この頃ですが、台風18号は今晩から明日にかけて日本列島を横断しますので皆様くれぐれもご注意ください。さて2004年10月といえば、定期的にブームを巻き起こす空耳Flashの中でも、ラヴィやマイヤヒが数多く公開されていたほか、接点tの荻野氏をはじめとする代ゼミ講師陣の講義ネタなど音MADのFlashがブームとなっていた時期でした。そんな時期に注目を浴びた4作品をご紹介します。
■(゚∀゚)ラヴィ!!
「きみのためなら死ねる」のテーマ曲から生まれた作品。いわゆる電波性の高いキャッチーなフレーズが空耳ブームに近い盛り上がりを見せて様々なFlash作品が生まれましたが、その先駆けとなったのがヨガ鳥さんの本作です。
■マイヤヒー
当初は空耳作品として一世を風靡したものの、その後メジャー化されたことでのまねこ問題へのきっかけとなったいわく付きの作品です。マイヤヒFlashで有名なのはわたさんの本作のほかにも碇家さんの「マイヤヒ」が話題でした。
■コアラッコ
ラレコさんの初期作品として人気が高かったのが、先月紹介したぷっぷくちゃんと本作のコアラッコではないかと思います。鼻を取ることができるコアラですが、毎晩鼻のメンテナンスを怠らなかったり、盗んだバイクもきちんと返したりする律儀な一面を見せています。
■DROPOUT’S BREAK DANCE
cranky氏の楽曲が懐かしさを感じさせる失恋や孤独といった悩みを抱えながらもダンスに懸ける少年少女たちの葛藤を描いた作品です。