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【CloseUp Flash Reloaded】yossy×真狩×UG-K 2008年 年末座談会


2008年も本日で最後。毎年恒例の年末対談では、今年様々なメディアで注目を浴びたActionScriptの若手旗手yossy氏と昨年に引き続き真狩氏をお招きして、『Spark project』をはじめとしたFLASHに関わる様々なテーマについて語り合った座談会の模様をお届けしよう。

≪対談者プロフィール紹介≫
yossy…本名「新藤 愛大 (Shindo Yoshihiro)」。「三度の飯より ActionScript」を座右の銘に活動するフリーランス ActionScript エンジニア。1988年9月30日生まれ。Flash5 からの FLASHer。
BeInteractive!

真狩祐志…数々の個人製作アニメイベントや講演会に参画する個人アニメーション研究家。

UG-K…ここを読んでくれている人なら当然知っているCloseUp Flashを支える国内最大Flashニュースサイト「イイアクセス」管理人。今回の座談会のまとめ役。



<今年一年を振り返って>

UG-K
今年Spark projectがメディアの注目を浴び、数々のワークショップなどで講演を行ってきたと思いますが、今年一年を振り返った感想をお願いします。

【CloseUp Flash Reloaded】オンラインイベント「紅白FLASH合戦2008」


昨年12月28日から31日まで「紅白FLASH合戦2008」が開催された。みんなで年末、色んな動画・FLASHを見て楽しく年を越すことをコンセプトに行われている本イベントでは、今回動画共有サービスとして大きな躍進を果たしたニコニコ動画と提携したことで露出機会の増加を図るなど新たな試みが行われていた。その他にもパンフレットやWEBラジオ、紅白ひろばなど参加者や視聴者双方のコミュニティを活性化する様々な企画が行われた。今回は本イベントで公開された作品の中から注目の作品をダイジェストで紹介しよう。



2008紅白FLASH合戦オープニング「みちひか」


昨年に続きオープニングを担当したハタラキ有氏の作品は、紅白に分かれたAAキャラ達の創作に懸ける熱く激しい想いが描かれており、これから始まるイベントへの期待感を否応なく高めてくれます。

ハタラキ有


やるおクエスト


どこかで見たことあるようなタイトルロゴが印象的なダンジョンRPG。ゲーム機器を題材としたゲームですが、主人公のやるおの他、初音ミクやゆっくりれいむなど今年人気を博した様々なキャラが登場します。

Cのアトリエ


市況戦艦AAT


2008年を大きく賑わせた株式市場…その株ネタをAAキャラによる宇宙戦争に例えたアニメーション。時事ネタを織り交ぜながら株式の仕組みを分かりやすく紹介した秀作です。

ミーキャット


せっせっせ


鶏のマスクを被った人の踊りや、目のないお札の人物、シンメトリックな情景など、紅白FLASH合戦2008の作品の中で一際異彩を放つエジエレキ氏の作品は強烈なインパクトながらもクセになる魅力があります。

マタタビアソビ


Crosses


音と光の幻術師としてお馴染みのyama_ko氏の作品は、緩やかなメロディに乗せて水面に揺れながら光のシャワーが降り注ぐ幻想的なMotionGraphicsです。

Mattari Factory

【CloseUp Flash Reloaded】2008年下半期FLASHムービー総括


今年も残すところあと1週間余りとなった2008年。ニコニコ動画の躍進やこれまで第一線で活躍してきたFlashクリエイターが相次いで作品をDVD化するなど映像コンテンツ事業が本格化した1年であった。ネット上でもニコニコ動画に公開されたFlash作品が注目を浴びるなど、下火と捉えられていたFLASHの根強い人気が感じられた。そこで今回は2008年下半期にニコニコ動画で人気を得たFLASHムービーを紹介する。



チルノのパーフェクトさんすう教室


今年11月に発売されたイオシスの東方アレンジアルバム「東方氷雪歌集」に収録されている同曲のPV。イオシスのPVはカギ氏をはじめこれまでFlash界隈で著名なクリエイターが担当してきた。てとら氏もその一人であり、デフォルメされた可愛らしいキャラクタが特徴的でサークル「迷走ポタージュ」でも東方関連のPVを数作品制作している。

前回、キャラの目がきもいと言われたのでキャラのバランスや目の描き方を変えました。あとは動かし方もなるべくスムーズに動くように。今回の製作では楽しみながら作れてやる事やネタなどは意外とすんなり出てきました。』(てとら氏)

ニコニコ動画では公開から半月ほどで100万再生を越え数多くのオマージュ作品を生み出すなど東方アレンジPVの中では今年1番のメガヒットとなった。

『予想以上の盛り上がりでただただ驚くばかりです。これも楽曲のノリのよさの影響だとは思いますがそれの製作に携われた事が最大の喜びです。視聴された方はもちろん、コメントで盛り上げたりコメントアートを張っていただいた方に感謝です。コロンビアを見るたびに吹いてしまいますw』(てとら氏)


てとらぽっと -TETLA POT-


エピデミク・ガール【初音ミク】


【初音ミク】ゆっくりしていってね!!! 【PV】


じわじわと拡がってくる魅力にいつしか夢中になっている作品の多いhiro氏が手がけた初音ミクのPV作品。今年Flash界隈の中で最も注目を浴びたクリエイターの一人ではないかと個人的に思う。これまでMotionGraphicsを中心とした作品が多かったが、本作品の中でも音とシンクロした心地良い映像が印象的だった。

『ニコニコ動画で初音ミクのFLASH製PV作品「【初音ミク】ミラクルペイント【PV】」を見たことがきっかけで制作しました。同じく自分もFLASHでPVを作ってみたいッ!と思わせる作品でした。』(hiro氏)

またhiro氏に初音ミクPVの制作で気を使った点やニコニコ動画での反響について伺ってみました。

『各楽曲の雰囲気(ゆっくりはHARD、エピデミはCOOL)を壊さないように気を配りました。キャラクターのアニメーションは少ない絵を反復して効率よく見せています。ニコニコ動画で多くの人に視聴して頂けたことは大変嬉しいです。これからも気まぐれで作品を作っていくと思いますので、よろしくお願いします。』



最近は個人のホームページでオリジナルのFLASHムービーを見ることが少なくなってきているが、ニコニコ動画という場と東方Projectや初音ミクといった人気コンテンツの周りでは、まだまだ数多くのFLASHムービーが生まれていることが感じられた1年であった。来年は個人制作のFLASHムービーにも注目が集まることを期待したい。
今年公開されたFLASHムービーは今回取り上げた作品以外にも数々の良作があるので、それらをまとめて紹介したイイ・アクセス: 2008年FLASH総括もあわせてご覧いただきたい。