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【CloseUp Flash Reloaded】初音ミク特集1


最近ネットでは「初音ミク」に関する話題が注目されている。かく言う私も発売直後からみっくみくにされている。発売されてから12日後には、初音ミク中心のイベントである「THE VOC@LOiD M@STER」開催が決定し、この2ヶ月で音楽ソフト市場では異例の20,000本以上を売り上げ、動画配信サイト「ニコニコ動画」では既に7,000を越える作品が掲載されている。なぜ短期間でここまで盛り上がったのか? パッケージのイラストや声優「藤田 咲」さんによるキュートなボイスによるキャラクター性、ニコニコ動画などの作品公開の場があることなどが要因として語られているが、個人的には単なるDTMソフトに留まらない様々な可能性が秘められていることにあるのではないかと感じている。そこで今回は、これまで公開された作品紹介を通して初音ミクが持つ魅力と可能性について探ってみたい。

<初音ミクとは>
「初音ミク」とはクリプトン・フューチャー・メディア(株)より2007年8月31日に発売された歌声合成ソフトウェアだ。メロディと歌詞を入力するだけでリアルに音声合成された歌声を生成するVOCALOID(ボーカロイド)はYAMAHA株式会社によって開発され、これまで5製品が発売されている。今回発売された初音ミクは、「キャラクター・ボーカル・シリーズ」として声優を採用したVOCALOID 2 CVシリーズの第1弾である。発売されてから初音ミクを利用した様々な作品がネット上で公開されてきたが、従来のVOCALOIDシリーズに比べて初音ミクは開発側が想定していなかったような様々な使われ方がされている。今回インタビューさせていただいた たまご氏 の協力のもと、様々な使われ方の一例となる作品を時系列に追ってみた。


【CloseUp Flash Reloaded】オンラインイベント「閃’09 / HIRAMEKI 2009」


2009年3月21日から2日間に渡り15秒FLASHイベント「閃’09 / HIRAMEKI 2009」が開催された。今年で4回目を迎える本イベントは、開催期間が3日間から2日間へと短縮されたものの、昨年を上回る73名の参加者を迎えて開催された。昨年に引き続き今年も、本イベントの中からアイデアの光る作品をいくつかピックアップしよう。



HIRAMEKI’09 Opening

MG系の作品に定評のあるyama_ko氏のオープニング作品。イベントのテーマである閃光をイメージした映像は強烈なインパクトを見る人に与えています。

Mattari Factory


iTD

一見Tower Defense系のゲームかと思いきや、敵の正体とタイトルの意味が明らかになるオチが衝撃的でした(笑)。

枡席


Breath

花咲く草木や空を舞う蝶などの暖かな情景が春の息吹を感じさせてくれます。

quarter-d.com


フトンサイコー

布団にくるまってぬくぬくしたい気持ちがからくり装置によって見事に演出されています。

counterQ


あの時

突然の別れに対して過去を振り返っても過ぎ去った時は永遠に戻らないことを感じさせる作品です。

fla3 flashやってます


恋のドキドキ☆MEGUSURI講座☆

無理矢理目薬とかけ合わせたアメコミ風の強引な展開とそのオチが笑いを誘います。



今回紹介した作品以外にも魅力あふれる作品が数多くあるので、気になる方は是非公式サイトからご覧下さい。

【CloseUp Flash Reloaded】動画共有サービスで鑑賞できる卒業制作アニメ


この春、美術系の大学や専門学校などを卒業された学生の多くは卒業制作作品を作られてきたことだろう。これまで学生が制作された卒業制作作品は、直接学校に赴くか全国各地で開催されているコンテストでしか見ることができなかった。しかし近年の動画共有サービスの普及により、ネット上で卒業制作作品を鑑賞できる機会が増えてきており、さながらオンライン卒業制作展の様相を見せている。もちろん大学や専門学校のホームページで卒業制作作品を展示しているケースもあるが、コメントなどを書き込むことのできる動画共有サービスで公開されている作品の方がより多くの反響を呼んでいる。そこで今回は、動画共有サービスで公開されている卒業制作アニメを年代にこだわらず紹介しよう。



さかなのうた

空に浮かぶゼンマイ仕掛けのような魚が悠久の時の流れを感じさせ神秘的な世界観を生み出している本作は、今年の卒業制作作品として犬尾氏が制作したアニメーションである。はじめてアニメ映像や曲を作られたとは思えない完成度の高さにネットでは大きな反響を呼び、当初作品が公開されていたニコニコ動画では1週間で20万回以上再生され、NHKのテレビ番組でも紹介されるほどの人気を集めた。

青電車


スペースネコシアター

在学中からNHKをはじめ多方面にわたって活躍していた青木純氏の2007年卒業制作作品。ネコキャラを中心にテレビCMや海外のテレビショッピングをイメージしたアニメーションである。ニヒルなネコや、やる気のないネコなど人間味あふれるネコのキャラクターが笑いを誘う。

aokijun.net



今回紹介した他にも動画共有サービス上で「卒業制作」などのキーワードで検索すると、いくつもの卒業制作作品が公開されている。気になる方はぜひご覧頂きたい。